過去
バカヤロウTOPに帰らさんかい。シバくぞ




11月29日
あんまり居心地が良いので、コンビニのバイトを辞める事にした。
と言うのも、俺は仮にも大学生。
過去、このままコンビニの店長になるか苦労して就職するかの二択を迫られた時に、
確かに俺は就職を選んだのだ。
このまま、いつまでもコンビニにいては就職できない気がする。
俺は自分にケジメをつけるために、今年いっぱい(12月31日)でコンビニを辞める事をオーナーに告げた。
もし仮に来年を迎えて職が決まっていなかったら、食いぶちを失う事になる。 今さら実家へは帰れないし、我ながらとんでもない口約をしてしまったもんだ。
しかし、ここまで自分を追いこまなくてはならない。
それぐらいの危機感とハングリー精神が今の俺には必要なのだ。
帰宅後、俺はさっそく履歴書を書き上げ、
以前、募集を行っていた企業へ電話をした。
過去、腐るほど書いたが俺の希望する職業は若干特殊な仕事。
幾度となく「未経験者はいらんから」と、門前払いをされて凹んだ事もあったが、
もう、そんな事を言っている場合じゃない。
俺は深呼吸をして、電話をとった。
「はい、●●採用担当です。」
「私、やんまと申しまして。このたび○○で人材を募集している記事を拝見してお電話しました。」
「経験者さんですか?」
「いいえ」
「あ〜。ウチは・・・・」
「お願いします!私はどうしてもこの道に進みたいので、話だけでも聞いてもらえないでしょうか!
履歴書と私が作った作品を用意しますので、そちらにお伺いさせてもらえばいでしょうか?失礼は承知しています、お願いします」
「う〜ん。じゃあ水曜の10時にきて」
ガチャン
・・・・・と、いうことで、ほぼ強引な形だが門前払いだけは避け、なんとか会ってもらうチャンスを得る事はできた。
しかし、今こうして冷静に振り返ってみるとカッコ悪いな〜俺。都会に状況したての芸人みたいやな。
そして、そのまま住所を聞き。
きたる水曜に向けて現場の下見に行く。
色々、迷って1時間強かかってしまったが、これで本社の場所を把握することができた。

ここが、決戦の場所。
なんか急に燃えてきたな・・・。
 
新章突入。
「円満解雇まで、あとX日」

12月1日・・・円満解雇まであと31日
今日は、先日の日記にも書いたように、
半ば強引ながら、会う約束をとることが出来た企業へ向かう日だ。
ひさびさの企業訪問なんで、六時に起床したものの、なかなか気を落ち着かせる事が出来ない。
出発までの数時間、俺は履歴書と持っていく作品(前作ったやつね)を何度も確認しながら用意を済ます。
が、その反面、心のどこかには自信があった。
前回の敗因は、余計な所までアピールしすぎたこと。
いらんことさえ言わなければ、なんとかなる・・・はず。
あまり決定に欠落する根拠の無い自信を抱きながら、家から出発。
先日下見に行ったので、特に道で迷うこともなく、
約束の時間30分前には、目的地へ到着することができた。

「すいませ〜ん。先日、お電話したやんまと申します」
「お約束はとられてますか?」
「ええ。(一方的ですが)」
「それではコチラでお待ちください。」
・・・・・・

いつもそうだが、この微妙な待ち時間がどうも慣れない。
なんて言うか、もしかして今の俺は監視カメラで見られてるのじゃないかとか、
このまま部屋ごと拉致されて、気がつけば福本漫画よろしく人間競馬に出走させられて「っせ!っせ!押せ!」とかやらされるんじゃないか、とか。
とにかく、いらんことを考えてしまう。
そんなこんな色々と思考を重ねているうちに、担当の方が部屋に入ってくる。
容姿は中年のオッサンで、ビール腹。短髪で眉毛まで金パツだ。なんかの罰ゲームでやってんのかな。
見たまんま業界人である。
確かに今まで俺がコピーライターの人間と接した事は何度かあったし、
その誰もが、スーツに7:3と、いわゆるサラリーマンっぽい格好はせずに、
どこかしらラフな格好をしている方が多かったが、さすがにここまでやってる人間は初めてだ。
とりあえず、今日は話をしにきたので、挨拶をして面接開始。
金髪オヤジの面接官(以下略:オヤ面《鋼錬みたいだな・・》)
「とりあえず、履歴書とこないだ電話で言ってた作品を見せて」


「はい、こちらが履歴書で、こちらが僕の自己PRを作品化したものです。」

オヤ面
「君の学科は何をやってるの?」


「世間では理系で通った大学ですけど、僕の学科ははじめての文科系学科でして〜(以降、学科の説明)」

オヤ面
「そうか〜。で、これが作品だな」


「はい。」

オヤ面
「結論から言おう。今日君は半ば強引に約束を取って、ここへ来たわけだね」


「はい。」

オヤ面
「で、私もこうして忙しい時間を割いて君と会ったわけだが。」

オヤ面
「どんなモノを持ってくるだろう。と少しは気にしたが、いざこんな小手先のモノを作ってこられて、正直、不愉快だ。

オヤ面
「君が熱意をアピりたくてした行為だろうが。こちらとしては、全く良い気はしなかったよ」


俺「す、すいませんでした・・・」
 
とにかくショックな言葉だった。
この一瞬で最高に凹んだ。
そんな俺をよそにオヤ面は言葉を続ける
オヤ面
「これから色々な企業に面接を受ける事があるかもしれないけど、
こんな作品を持っていってはダメだ。こんなもの持っていくくらいなら、原稿用紙に自分の考えたコピーを書いたほうがよっぽど良い」


・・最悪な心境の中俺は少し考えた。
「(ていうか、今までここまで企業からダメ出しされたことがあったっけな。
このオヤジは言葉は荒いが、俺の知らない事を色々と教えてくれる。もうこの企業は無理な事だし、良い機会だ、もっと聞いてみよう。)」
人間開き直りが大事である。
ちょっと大きいダメージをくらったからって、「そうでちか」と尻尾を巻いて泣きながら帰るのもシャクなので、
俺はこの機を逃すまいと、次のステップアップのために、このオヤジから面接までのノウハウと色々と聞き出した。
結果、当然ながら受かる事はままならなかった。
ショックが無いと言えば嘘になるが、その代わりに色々なアドバイスが聞けたし。
パ−ティーが全滅しても得られた経験値はあったわけだ。収穫は・・・・あった。
・・・にしても、これでまた一からアイディアを考え直しだ。
ここまで来たんだし、やるだけやってみるか。それでも駄目なら来年から祖母の実家で農業を手伝おう。
長い一日だった。
その後、面接を終えた俺は、そのまま学校に行って課題を提出する。
と言っても俺が作った課題ではなかったりする。
まぁなんと言うか、何故かと問われれば事のなれそめを説明するだけで、軽く4.5年経ってもおかしくはないのだが、要するに後輩に作らせたのだ。
それもそのハズ、この科目は美術であり、
美術とは俺がもっとも嫌う科目だったりするのだ。
と言うのも自分で言うのも何だが、俺は恐ろしく画才にご縁がなく、
過去、大学でデッサンの講義で、
被写体である500mmのペットボトルを書いて提出したら、
「ツボかい?うまいね」と言われ、思わずその場で血の涙を流した経験があるほどなのだ。
エンピツでこの有様だけに、絵の具なんかもっとヒドイ。
とにかくヒドイ。もう無茶苦茶ヒドイのだ。
思いつきコンテンツをポップコ−ンのように量産している俺ですら「機会があればUPしようかな。」・・なんて発想は微塵も起こさないほどなのだ。
そして帰りに本屋でコピーについての本を探す。
俺は素人だし、少しでも蓄えになればと思ったのだ
が・・そんな本はどこにも無い。
先日俺がお邪魔したコピ−ライタ−の家には数冊ほど目にしたのだが、
ブックオフにも無かったということは、入手難易度は高いのかな。
あと、ゲーム屋でパワプロ9がワゴンセールで950円で売られているのを見て死ぬほど悩んだ。

12月2日・・・円満解雇まであと30日
書店に本が無いから、朝から電話して本職の人から拝借してきた。
のべ4冊。
時間がないので、一気に読破せねばな。

12月3日・・・円満解雇まであと29日
先日、婆さんからキャベツの贈り物があった、と書いたが。

・・・・・これ、どうしよう。・・・食うか。
食事の半物以上はコンビニの廃棄弁当で済ましているのだが、
このまま放っておくのも何なので、食べる事にした。
献立は「野菜炒め」。
いかんせん野菜炒めなんか作った事はないのだが、
たぶん野菜を切って炒めれば良いんだろう。それっぽいのを作ろう。
ってことで、レッツ、クッキング!
まず最初に野菜を半分に切ります〜。

「ホー!アッター!」
次に、切った半分をフライパンに盛ります。

「ちょっとくらいフライパンから溢れても気にしない♪」

そしてお肉を少々!(1パックまるごと)
「Woooo!まるでお好み焼きみたいだ!」

炒める事、数分。
なんかそれっぽいのができてきたら、塩とかコショウとか醤油とか、それっぽい味付けをしましょう!
そして、それを皿に盛って〜。

はい、DEKIAGARI!超野菜炒めの完成!
野菜不足になりがちな、一人暮らしの男性にオススメな料理です!
もれなく便が青くなるほどの野菜がとれますよ。

12月4日・・・円満解雇まであと28日
・・・・バイト先コンビニにて。

「ザッ・・ザッ・・ザッ・・」

「いらっしゃいませー、ありがとうございましたー。」
「いらっしゃいませー、ありがとうございましたー。」

「お前等!オーナー様のお言葉の時間だー!!!」

「うむ。よくぞ来た。」

「(お前が呼んだんだろ・・・)」

「今日はシフトの話をしようと思う。」

「(シフト・・・?突然だな。)」

「お前等・・・・。女はいるのか・・・。」

「な・・・、なにぃ!!」
「そんなもんいるかー!」

「左様か。喜べ24日は朝、昼、夕、夜勤と働かせてやろう。嬉しいか。」

「じょ冗談じゃねぇ・・そんなの新人に任せて、俺は休ませてもらうぜ・・!」

「なにぃ〜?聞こえんな〜?」

「押忍!たいへん嬉しい次第であります!」


12月8日・・・円満解雇まであと24日
京都での出来事を別口にUPした。
しかしながら、こう客観的に自分がやったことを見ると中学生がやっとることと変わらんように思えてくる。
やってる最中はかなり面白いワケだが、他の観光客からすれば、ハタ迷惑な行為であり、以降慎むべきだ
・・・・てことは自覚してますよ。さすがに!

12月10日・・・円満解雇まであと21日
現状を、ちょっと掻い摘んで説明すると。
先日、企業で「こんなクソな作品持ってくるんじゃなくて、男なら原稿用紙にコピー書いてもってこいや」
と、言われたわけだが。
まったく、その通りである。
と妙に納得した俺は、作戦を新たに一転して、コピー作りをすることにした・・・わけだ。
まぁ、今年一杯でバイト先を辞める為、
まさに背水の陣で挑んでいるわけだ・・・が、
今更になって、辞める必要あったのかな。と小さじ少々自分の行動に疑問を抱いている。まぁいいか。
で、肝心のコピーなのだが、
何について書こうかな、と迷ったあげく、
バイト先のコンビニで求人広告を貼るのだが、
それに添える一言を書くことにした。
これなら、オーナー側、バイト側の視点になれるしね。
てな訳で、明日(11日)はオーナーが求める人材や、
バイトちゃんに「何で働いてるの?」と根本的な理由をインタビゥしてみようと思っておる。
前者はともかく、後者に関しては「近いから」とか言われそうだが、
それも立派な動機だし。参考にはなるだろう。
ここまで具体的にやる事が出来れば、さすがの俺だってやる気になるわな。
 
・・・・・・・・そう言えば話は変わるが、先日学校で教授が
「君たちが今一番やらなくてはならない事は、感性を磨く事。
旅をしなさい、映画を見なさい、本を見なさい。そして沢山の恋愛をしなさい。
そうすれば、次第に感性は磨かれます。
そして、男は常に客観的に自分を見つめなさい。
客観的に見て今の自分はカッコイイのか、優しいのか?
私は、専門的な知識は教えませんが、そのかわり生き様を教えます。
いいか。女とメシを食いに行ってワリカンにすんな。男が出せ。
・・・と、言っていた。
なんの科目か忘れたけど、シビれて失禁しそうになった。横に座ってたヤツはきっとそれ以上いってそうだった。

12月11日・・・円満解雇まであと20日
求人広告に載せるコピーを書く際に
管理する側と、される側。
つまりはオ−ナ−側とバイト側の意見を聞くため、
今日はとりあえず、オ−ナ−側のバイトに求める姿勢みたいなのを聞きにいった。
思いのほか真面目な返答だったので、割愛しよう。
・・で、まぁそこで、突然オーナーが
「お前、明日ヒマか?」
と、言ってきた。
なんやもうクリスマスデ−トかな?と一瞬思ったのだが、
そんな俺の考えをよそに、オ−ナ−は言葉を続けた。
オーナー「ヒマやったら明日、俺の知り合いの寿司屋でバイトせんか?」
なるほどな、バイトの誘いか。って寿司屋か〜。
寿司は食うのは好きだけど、作る側にまわったらシンドそうやな。
正直、寿司屋でのバイトなんてやったことなかったので、あまり気ノリはしなかった。
オーナー「どうする?やりたくないなら無理は言わんで。ちなみに時給は1000円らし・・・」
俺「や・り・ま・す!!」
・・ってことで、明日は寿司屋バイト初チャレンジになるわけでした。
うむ、まかないは上にぎりで良いぞ。

12月12日・・・円満解雇まであと19日
先日行っていたように、今日は寿司屋のバイトに行って来た。
というのも、ここの店長さんは以前俺がバイトしているコンビニで働いていたこともあって、少しは面識がある。


俺「こんにちわー、オーナーの紹介で来ました。やんまです」

寿司屋の大将「お、待ってたよ。なんでも居酒屋さんのバイトやってるらしいじゃない、今日は宜しくね」

俺「いえいえ、大した事は出来ませんが、こちらこそ宜しくお願いします!」
そうか、俺は居酒屋でバイトしてたんだった。とにかく右も左も分からないし、向こうでやってるみたいに頑張ろう。
・・・てことで、バイト開始。

「やんまくん。ほな、注文とってきて」

俺「はい!失礼します。ご注文はお決まりでしょうか?」

「・・・あ、別にお客さんの前で跪(ひざまず)かんでもええんやで・・・・。」

俺「あ、すいません!居酒屋のクセで・・。」
(・・・・・いつも)

居酒屋店長「こうべが高い・・・。」

俺「え?」

居酒屋店長「おどれ、客の前で頭(ず)が高いんじゃ!」

俺「すいません!!」

居酒屋店長「ええから、はよせぇ。」

俺「はい!」

居酒屋店長「イワすぞ。」

俺「はい!」
 

大将「ほいじゃ、お皿洗っといてね」

俺「はい!おおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

大将「いやいや、そこまで急ぐ事はないよ。うん。」

俺「はい!」

(・・・・・・いつも)

居酒屋店長「皿、洗え。」

俺「はい!おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

居酒屋店長「・・・・・・遅い、われ遅すぎるんじゃ・・・」

俺「ハァハァハァ・・・・、すいません。」

居酒屋店長「逝ね。ワシが手本を魅したる。ごおおおおおおおおおおおお!

俺「手・・・手の動きが・・・・み、見えないッ・・・・!!」

居酒屋店長「ええから、はよせぇ。」

俺「はい!」

居酒屋店長「イワすぞ。」

俺「はい!」
 

大将「あ、じゃあ。お湯割りつくって、空いてるお皿を片付けてね」

俺「はい!やってます!」

大将「お、気が利くね〜。」

俺「いえいえ。とんでもないです!」
(いつも)

居酒屋店長「お湯割りやれ。」

俺「はい!」

居酒屋店長「遅い。はよ注げ」

俺「すいません!でも、こればっかは重力なんで!」

居酒屋店長「ええから、はよせぇ。」

俺「はい!」

居酒屋店長「イワすぞ。」

俺「はい!」
・・・・・そして。

大将「ありがとう!今日はすごい助かったわ。君は助っ人クロマティやな。」

俺「とんでもないです、これからも宜しくお願いします。」

大将「うん、またお願いするわ。・・あと、これ貰って行ってな。」


俺「ご馳走になります!」
(いつも)

居酒屋店長「突然だけど、例えてあげる。」

俺「はい!」

居酒屋店長「私が、殺意の波動に目覚めたカブレラなら・・・そうね、さしずめ貴方はキンケードかドミンゴがお似合いね」

俺「はい!」

居酒屋店長「嬉しいか。じゃあまかない食えや。」

俺「ご馳走になります!」
・・・・というわけで、居酒屋で働かせてもらっているのが功を奏してか、
寿司屋のバイトは何事もなく無事にやり終える事ができたのであった・・。
正直ホッとした。居酒屋で働いててよかったよ、ほんと。
 
ちなみに、そこから直でコンビニの夜勤をやり終え今今しがた家に帰ってきたことです。

12月13日・・・円満解雇まであと18日
明日は地元のツレと神戸へ遊びに行くワケなのだが、
前日の今日は「前夜祭でもしますか」と、ポンチェの呼びかけから、
明日の為に、「にんにく屋」って店で精をつけることにした。
にんにく屋とは、そのまんま、にんにく料理を扱っており、
前菜の「にんにくと、タコのリゾット」ではじまり、
にんにくと大根のサラダ→にんにくステーキ→にんにくチャーハン→にんにく焼き取り→にんにく焼き→にんにくパン
・・・と、まさににんにく料理尽くしであった。
腹もいっぱいになったあとは、カラオケで本日三重から帰ってきた友人と再開し、
「じゃあ、明日てか今日な!」と分かれたワケだが。
にんにく屋で食ったにんにく料理のおかげで、分かれて帰宅した今現在、なかなか寝られず苦労をしている。
もう、ギンギンで寝られない。明日の為にアホほどにんにく料理を食ったのが裏目に出たのか、
どうやら、精をつけすぎちまったようだ。あと、今日の日記で「にんにく」って文字書きすぎ。
 
12月14日・・・円満解雇まであと17日
予告道理、地元のツレどもと神戸へ遊びに行ってきた。

中華街でメシをガついて。

ウーロン茶先生

リー先生を参拝して

せいッ!

ロフトでマツケンサンバをイワして

ブランド店をひやかして。(小学生がテケトーにつけた値段みたいだね。)

スイーツーハーバーで、甘いものガツいて。

港で

船に乗って

夕日みて

ルミナリエに行って

お土産も買って

山辺をめがけて

ダッシュもして

超綺麗な夜景も見たけれど・・

「男だけで来るもんじゃねーなー。」
・・・・てのが、我々、共通の意見でした。ちゃんちゃん。
そんなことより、俺はこんな事をしていていいのだろうか・・・。
確かに、こう皆が集まる機会は滅多に無いわけだが、
遊びながも、色々な事が頭をよぎってしまい、100%に楽しめない。アガガガ。

12月16日・・・円満解雇まであと15日
接客の指導にと、コンビニの本部から接客のスペシャリストみたいな人が来た。
俺「すごい働くな」
後輩I「そうやね。戦闘力の違いが一瞬でわかるね」
俺「ほんまや、さしずめ俺が餃子なら、お前はクリリンやな」
後輩I「いや、やんまっちはベジータやで」
俺「なんで?」
後輩I「普段、『王様じゃ〜』とか言ってんのが、フリーザが目の前にたった途端に『ひ、ひぃ〜』みたいになって。」
俺「ははははは」

ア〜ン?
 
12月17日・・・円満解雇まであと14日
最近になって、バイト先でのオ−ナ−の頼みから、(回らない)寿司屋にてバイトをしているわけだが、
これが思いの他、しんどくない。
と言うのも、俺は普段、居酒屋で店長と二人っきりでガチンコ、シバかれながら不器用なりに料理を作ったり盛ったりしているので、
その地獄と比較してみれば、今働いている寿司屋は楽に感じてしまうのだ。
とは言っても、今思えば二年前、居酒屋でバイトしたての頃の俺は生一つ満足に運べない、焼酎を長州と勘違いしていた小僧だっただけに
自分でも気がつかないうちに成長しとるもんだと、妙な驚きを感じているわけだ。
例えるなら、亀仙人のもとで甲羅を背負いながら修行していたゴクウとクリリンが、
ある日、甲羅をはずして思いっきりジャンプした心境に近いか。
「こ、こんなに飛べるようになったのかっ・・・!」
ってのは流石にいいすぎだが、色々なバイトは経験した方が良いね。と思った。特に自分が不得意な分野であれば特に。
まぁそんなこんなで、ワイワイ言ってるが、
PM400〜PM9:00(すし屋)→PM10:00〜AM6:00(コンビニ)→PM3:00〜PM9:00(居酒屋)→PM400〜PM9:00(すし屋)→PM10:00〜AM6:00(コンビニ)
・・・・・・・・ってスケジュールは流石にどうかと思うんだけどね。頭悪いな俺。
今、二番目の項目にあるコンビニでの仕事が終わったから、ちょっと寝てから居酒屋であります。
とりあえず寝よう。こんなときにランニングとか行ったら普通に死んでまうわ。

12月18日・・・円満解雇まであと13日
バイト先で流れてて、ちと気になった歌がある。
「ジョンの純な恋物語」って名前なのだが、
改めてコイツを聴いてみると、結構てか普通に良い曲じゃないか。
ワンコが主役の歌詞で、過去、ワンコを飼った事が無い俺ですらグッときたわ。
かわりに飼ってた金魚に歌詞をあてはめても、心に・・
・・・・あ〜〜〜。ごめん!オヤジがキッチンに捨ててたわ!てへてへ。(最悪)
しかしながら、犬を飼ってない俺ですらグッときた曲だけに、
飼ってる人はとんでもない心境になるんだろう。

12月19日・・・円満解雇まであと12日
一年間続けてきたバイトの集大成と、
企業へ持っていく作品として、
「バイト先の人材募集をする際の募集ポスターにそえる一言」
って題でキャッチコピーを考えているのだが。
俺は、めちゃめちゃ真剣に考えているつもりなのに、
ふと思いついた「懐いっぱい、廃棄腹いっぱい」の言葉が、
頭に浮かんでは消え浮かんでは消えしている。
やべ-。
「これが俺が一年間勤めてきた全てです!」
とか言ってオ−ナ−に発表しようと考えているだけに、
こんなん出したら普通にイワされてしまうわ。
12月22日・・円満解雇まであと9日
今日は高校のツレと久々に遊んだ。
この日以来の再開なのだが、
友人Bに関しては「バイトしてたビデオ屋潰れたけど、まぁ観るもん観たし、思い残しは無いな」
と、相変わらずの大物っぷりで一安心。
俺は自他共に危機感を感じない男と自負しているのだが、
たぶん、ハタ目から見た俺ってのはこんな感じなんだろう。と思う。
ちなみに、
「明日は、N君の家に行くから午前10時に大阪の駅で待ち合わせな!」
と、前日Bにメールしたにもかかわらず、
翌日、約束の時間であった午前十時にお互い駅に向かうどころか、「いま、おきた」「おれも」と、阿吽の呼吸で起床するほどBとはウマが合う。
そんなBと一緒にNの家に行き。
当初の目的であった、ドラゴンクエスト&FFのいただきストリート3をプレイする。

なにを隠そうNの家のテレビは、32インチのプラズマテレビなので、
いたストといえど、迫力は文句の付け所が無い程だ。
何を隠そう俺は大手家電スーパーの、巨大テレビを見るたびに
「いつか、こんな大画面でマリオをプレイしたいな−」
と、ガラスごしにトランペットを眺める少年よろしく、指をくわえて眺めているだけに、
コイツの家にある巨大テレビでゲームをする度に、妙な悦に入ってしまう。それもこれもゲーマーの悲しき性よ・・。
いたストに関してはス−ファミ以来となるのだが、
ようは株を買って→土地を隣接して買って→物価を値上げして
→相手がドツボにハマる→金が出来る→増設する→株が増える。
のコンボが大事なワケで。
これを、いかに手順よく行うかが、大事なワケである。
ポイントは、いかにドツボにはまりやすい場所を独占するかであって、
ファ−ストプレイで、何も知らないチェリーボーイだった俺は、何も知らない間に破産してしまったが、
セカンドプレイでは、マップ上に強制ワ−プで送られてしまう小さな大陸に目をつけ、
最速の手順で、物件たる物件を買占め。見事勝利をもぎ取らせて貰ったぜ。
一言で言えば「金が金を生むゲーム」なのだが、逆転要素(どうしようもない状況はダメだけど)も存在し、
とても楽しめたよ。熱かった。
そして、いたスト以上に、その後の焼肉での談笑も熱かった・・・。
Bは帰ってしまったのだが、代わりに社長君が加わったのだ・・・が。
焼肉屋にて俺が何げに「最近のジャンプってどうよ。」と言い出すと、
そこから、あれよあれよと言う間に話が盛り上がっていき、
最後には皆、過去の読みきり漫画について熱く熱弁をふるっていた。

やっぱみんな、普段の実生活で、なかなかこんな話が出来ずにフラストレ−ションが溜まっているんだろうな。
実際、俺もこいつ等と違い、自サイトでちょくちょく吐き出しているものの、
やっぱ、一方的に書くのと喋るのは違うワケであって、存分にブチ撒けさせてもらった。
最高に楽しかった。
あと焼肉最高。カルビ!カルビ!カルビ!

12月24日
去年


「うう…、なんで今年もこんな日に俺がバイトに入らなきゃならねぇんだよ・・。勘弁してくれ。行きたくねぇよ・・。」

「ゲ、ゲェー!店長!」

「おどれも、関西ではなんとかと言われたバイト人やもんなぁ。こんな日に入るバイトはさも最高やろうぜ。なぁそうやろ。居酒屋最高、居酒屋最高。さんはい。

い、居酒屋最高っス!。(ニッ!)
 

「やぁ君たち!一緒に町へ狩りに行かないかい?」

12月25日クビまで、あと6日。
今日はクリスマス。
なにげなく携帯のメールチェックをしていると・・・
 
 

「メメメメメメメメリークリスマス!超楽しい!超楽しい!」
ってなメールが友達から来ました。
・・・お前は親友だよ。ハッピークリスマス!
12月26日クビまで、あと5日。
風邪引いて死にそうだ。
そういえば、どうでも良い話をこないだ耳にしたのだが。
タレントのそのまんま東は自前でホームページを持っているらしく、
そこで書かれた日記が、また卑屈でならんらしい・・・。
友人曰く「そのまんま東の器の大きさがわかった。」
とのことらしいが、よもや自前で日記書いていたとは・・。話を聞かな検索すらしなかったろうに・・。
あと風邪で死にそう。

12月28日クビまで、あと3日。
大物友人Tと漫画喫茶に行った。そこで、高校生アフロ田中を読んだのだが、
この漫画の最終巻はマジ共感できた。
最終巻で、主人公の田中はとある理由から、
学校の先生に「心機一転、これから真面目に学校に通うか?それとも辞めるか?」と言われるのだが、
ここで田中は、
「もし俺がここで『高校辞めます』っつたら、どうなるんだろう。あー押してー。その核スイッチ押してー!!
と、悩むシ−ンがあるのだが。
まさに、これは俺がコンビニを辞めた瞬間と同じだったりする。
「あー!もし俺がここでコンビニ辞めるっつたら、どうなるんだろう。家賃や光熱費とか、とても払えないけど・・。あー押してー。その核スイッチ押してー!!
と。まぁ。そんな葛藤を越えた後に現状があるわけだが。
クビまで、あと3日か。

12月29日クビまで、あと2日。
あと2日で、コンビニを辞めるのか。なんかいまいち実感ないな。
年末年始の連休から、今日で仕事収めになる人たちに「あ、俺辞めるんすよ-」みたいな話をする。
皆、口々に「マジで!」と、鳩が豆鉄砲を食らったような顔をする。そら驚くわな。今始めて話たんやし。
と言うか、俺がバイトを円満で辞める場合、
湿っぽいというか、妙に気を使われるのが嫌なので、寸前まで皆に辞める事を教えない事にしている。
っつても、実際に俺以外の人も大声で「辞めまーす!」とか言ってる人は見たことないし、
多くの人は、俺と同様に辞める前日くらいにちょこっと言って消えるように辞めるんだろうか。よく知らんが。
まぁ。それを聞いて皆それぞれの反応を示す。
「ふーん」と、わりとアッサリ言う奴もいれば、
「冗談でしょ。さびしくなります」と言ってくれる奴もいるし、
中には「また戻って来てくださいね!」と、よくわからん事を言う奴もいる。
まぁ、しかし。ほんと、このコンビニのお陰で、色々あった。
自分の人生どろこか、他人の人生のターニングポイントと目の当たりにしたし。
とりあえず、明日は後輩のポンイデンを、俺がかけもちでバイトしているすし屋につれていった後に、
神戸で麻雀の最終決戦としゃれこもう。
そういえば、今日は被害者もこっちに帰ってきた。
奴は以前約束していた「超巨大男塾フィギュア」を、俺に渡してくれる為にわざわざ家に寄ってくれたわけだが、
その際に、俺ん家で自慢げに自前のオフィシャルペ−ジを開き「どう。このTOP。」と言ってきたので、
ついつい「その中途半端な19はなんですか。殺しますよ」と、ごっつ返事しそうになった。19って懐かしいな−。

12月30日〜31日
年内最終決戦を行うべく。
ま。4.5人しか集まらないだろう。・・なんて当初は考えていたのだが、
いざ集まった人数を数えると、ざっと11人。
お、おまいら・・・・。
通常は卓一つでも十分なのだが、今回は人数が人数なので、
急遽、ダンボ−ルを組み合わせ、もう一卓を作る。
なんていうか、ホ−ムレスが麻雀をやるような図だった。
これが後に語られる12・31事件である。
メンツが溢れる事によって生じる待ち時間は、ナビ男と「サンリオボンボンカップバレ−」で対戦する。
たびたび登場する、サンリオバレーとは、そのまんまサンリオのキャラがバレ−をするゲ−ムなのだが、
なんといっても、終盤になるにつれゲ−ムを盛り上げるべく用意された必殺技の習得が熱い。
異常な弾道を示す「稲妻サ−ブ」や、画面から消えうせる「天井サ−ブ」
切れ味抜群の「カッティング」から、相手ボ−ルを地につかせないようにする「フ−フ」等など。
サンリオのイメ−ジをブチ壊す内容てんこもりで、非常に楽しい。
 
そして、肝心の麻雀は、結果−4・・・と、しっっっっっぬ程微妙な成績で幕を閉じる。
これは来年に向け、スタイルを変更しろと物語っているのだろうか。
というのも、生来俺はツモあがりより出上がり大好きが人間で、
10回リ−チしたら、うち半分はリャンカンからのスジ引っ掛けリ−チだったりする。だって、出上がりって気持ちいいやん。
しかしながら、面子で毎回毎回全ツッパしてこないヤツに、無スジをバシバシ通され
「追っかけ」→「一発」→「お、おどれ・・」と最悪なコンボで、ロクな成績が残せずとなっている。
といっても実際、全ツッパ太郎を除く他のヤツ等からは、いい加減よまれているんだろう。
今回の−4は、スタイル変更の良いキッカケになったよ。
で、この時点で夜も明け、時間は31日昼の午前0時。
この日は、午後4時からコンビニで最後の仕事がある日である。
神戸からウチの店まで、本気で飛ばして1時間半。
つまりは、午後2時半に神戸を出なければならないので、それまで仮眠をしてから面子に別れを告げ神戸を去る。
PM4時
なんとか時間前にコンビニへ到着。
今日は大掃除ともあって同僚Iと協力し、せっせこ掃除をする。
掃除をしながら、ふとここで起こった様々な出来事が走馬灯の様に駆け巡った。
・・・本当に色々な事があった。たかがコンビニ、されどコンビニである。
そして時間になり帰り際、業務用ノ−トに「色々あったけど、楽しかったです。ありがとう」と書き残しコンビニを後にした。
PM9時
下宿に戻る。
ここから被害者を含める地元の奴等と初詣を約束している為、
大急ぎで、支度をして単車を飛ばし地元に戻る。
このクソ寒空の下で単車をかっとばすのは、想像以上に苦痛で、運転中に何度もウトウトしてしまった。
「ねたアカ−ン!ねたアカ−ン!」
(つづく)
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